2017年08月

アミティーザの作用機序と副作用ってどんなもの?

2017年08月26日
便秘薬として使われる「アミティーザ」。
どんなお薬かご存知でしょうか?

便秘が続くとお肌も荒れてきますよね。それを避けるためにも、少しでも早くに便秘の状態を改善するのが必須です。

今回は、このアミティーザの作用機序と副作用をご紹介します。

アミティーザとは?



アミティーザは、クロライドチャネルアクチベーターと呼ばれる新しい作用を持っています。正式名称は「アミティーザカプセル24μg」といい、一般名はルビプロストン(lubiprostone)で、これが有効成分として効果を発揮しています。

アミティーザはどういった作用で腸に働きかけるのでしょうか?
それは、小腸に作用して水分の分泌を増やすことで、便を軟らかくするんです。
また、小腸内にあるクロライドチャネルを活性化させて、腸管粘上皮を修復するといった作用も持っています。


便秘は、腸の中での便の輸送時間が通常以上に掛かってしまうことが原因で起こります。
ですが、このようなアミティーザの作用によって、便は軟らかくなり、腸の中の移動もスムーズになるので、便秘解消へとつながるわけです。


アミティーザは、従来から使われてきている酸化マグネシウムや大腸刺激性下剤(センノシドやセンナなど)とは違って、耐性ができにくいとされていますので、長期服用が可能です。臨床試験でも1年以上フォローしても、安全に改善していくことが報告されています。

アミティーザの副作用はどんなものがあるの?



アミティーザは、1回1カプセルを朝食後と夕食後に服用するというのが基本となっています。
ですが、患者さんの症状にあわせて、このアミティーザの服用方法や用量は違ってきますので、アミティーザを服用する際は、主治医または薬剤師さんの指示に従いましょう。

アミティーザの副作用としては、吐き気や下痢が多いと報告されています。アミティーザも下剤ですから、効果が出過ぎてしまうと下痢症状が現れることがあります。そのような場合は、服用量を調節したり、アミティーザをの服用自体を中止したりすることで、副作用を抑えるようにします。また、吐き気がみられるときは、消化管運動賦活剤を併用することで、症状が軽減したり消失したりするとの報告があります。

またアミティーザは、高齢者も安心して服用出来るお薬です。なぜかと言うと、アミティーザは他のお薬と併用して飲むことが出来るからです。ただし、妊婦または妊娠している可能性のある人は服用できません。

このアミティーザは、世界では10年前から機能性便秘に使用されてきた、信頼性の高いお薬で、日本では4年前から広く使われるようになっています。
排便を促す以外にも様々な作用があるのではないかと、研究が行われていて、今後の展開に期待が出来ますね。